Schwäbischer Zwiebelkuchen

シュヴァーベン風たまねぎのタルト


たまねぎのタルト
わたしの住んでいる南ドイツでは、秋になると Neuer Wein(新ワイン)が一斉に出回ります。
その年作りたての発酵を始めたばかりのワインで、甘みが強く、発泡性で、麹(こうじ)のような独特な香りがします。
とても飲みやすくクイクイいけてしまうのですが、まだ浄化されていないので頭痛になりやすいのが玉に疵…。
それはともあれ、そのノイア・ヴァインと一緒に必ずいただくのが、このたまねぎのタルト。
たっぷりのたまねぎにサワークリームの酸味、ベーコンとクミンシードの香りが
なんとも素朴なハーモニーを奏でてくれて、かなり病みつきです。
新ワインとセットではなく、単独にいただく場合は、生地にグリュイエールチーズなどのチーズを混ぜるといっそうコクが出ます。

材料(直径24cmの丸型用)
イースト生地:
小麦粉 250g
卵 1個
バター100g
塩少々
牛乳 70cc(室温に戻す)
生イースト菌 20g(またはドライイーストこさじ1)

フィーリング用:
タマネギ 900g
ベーコン 120g
サワークリーム 300cc
卵 3個
クミンシード 小さじ1
小麦粉 20g



作り方 イースト生地を作る:
生イースト菌は、ほぐしてぬるま湯(約30CC)に溶かします。
小麦粉をふるいにかけ、バターと塩をくわえて、カードで切るようによく混ぜます。
全体が充分粉っぽくなったら、牛乳・卵・イースト液を加えて木べらでしっかりこねあわせます。 ピザ生地よりは柔らかい生地になります。
ラップをかけ20〜25度の場所に置いて発酵させます(約30分・室内が寒い場合は湯煎にかけましょう)。

オーブンを200度に温めておきます。

フィーリングを作ります。
タマネギは皮をむき、約1cmの角切り。
フライパンに油分を熱し、タマネギをしんなりするまでじっくり炒めます(20分〜30分・色着かないように注意)。
別にベーコンも炒めておきます。
ボールに、サワークリーム・卵・小麦粉・塩・クミンシード・(好みでチーズ)を混ぜ合わせ、
いためたタマネギとベーコンを加えます。

ケーキ用丸型に油分を塗り、イースト生地を敷き詰め、フィーリングを流し込んで
200度のオーブンで約40〜50分焼きます。



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