Pflaumenkuchen ( Zwetschgendatschi )

プラムクーヘン


プラウメンクーヘン
国民的人気を誇るドイツの名童話『大どろうぼうホッツェンプロッツ』に登場するおばあさんは
毎週日曜日大きな天板いっぱいにプラムのクーヘンを焼き、ボウルいっぱいのホイップクリームを添えて孫のカスパールとゼッペルに食べさせてあげます。
子供の頃、読むたびになんて美味しそうなんだろうとうっとりしたものです。
それくらいにドイツで人気のある家庭的お菓子。特にプラムの熟す秋口に作られます。
簡単に冷凍できるので、天板いっぱいに作った物を切り分け冷凍庫に入れておくと、プラムの季節が過ぎても楽しめます。


材料(天板いっぱい分)
プラム1.5キロ
イースト菌生地用:
小麦粉500g
砂糖50g
卵1個
塩少々
溶かしバター40g
牛乳125cc
生イースト菌 30g
上にかけるシュトロイゼル用:
小麦粉350g
砂糖200g
バター200g
その他:
スライスアーモンド50g




作り方

牛乳を人肌程度に温めます。
ちいさなボウルにイースト菌をほぐし入れ、分量分から牛乳を少し加えて混ぜ(ひたひたになるくらい)
砂糖ひとつまみ入れます。
分量の小麦粉から大さじ2杯分ほどを加えてどろどろに混ぜ、温かい場所(または湯煎にかけ)15分ほど発酵させます。

イースト菌
▲「そろそろごはっこうしたくわんな?」


残った小麦粉を大きなボウルにふり入れ、真ん中にくぼみをつくって、発酵したイースト生地と、
残りの牛乳、卵、溶かしバター、砂糖、塩を加え、
手でこねます。生地が指に付かなくなり表面に艶が出てきたら丸めてボウルごとビニール袋に入れ、温かいところ(または湯煎にかけ)
倍に膨れるまで発酵させます(気温により40分〜1時間)。

その間、プラムを洗って水気を切り、縦に切って種を除き、四等分します。

シュトロイゼル用の材料をボウルに入れ、指先で揉むように混ぜ合わせて
そぼろ状にします。

シュトロイゼル
▲シュトロイゼル


アーモンドはきつね色に乾煎りして置きます。

オーブンを200度に温めて置きます。

生地が発酵したら、天板にバターを塗り、一面に広げ、フォークでまんべんなく通気口を開けておきます。
その上にプラムをみっしり並べます。プラムはたくさん重なっている方が美味しいです。

プラムを並べる
さらにシュトロイゼルを均一にまぶし、乾煎りしたアーモンドも散りばめながら
15分ほど発酵させ、200度のオーブン(ある場合は換扇機能で)20分焼き上げます。

荒熱が取れたら切り分け、好みでホイップクリームを添えていただきます。

いただきますくわん!
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